2026年8月21日に、Anthropicは、Claude Securityのコードスキャン機能でClaude Mythos 5を利用可能にし、脆弱性検出や修正案提示を行えるようにすると発表した。
2026年8月20日に、Adversa AIが、暗号化された指示を用いてAIの安全機能を回避する新たな攻撃手法に関する調査結果を公表した。
AI情報通:8月24日15時の情報
AIによるサイバー防御機能の提供拡大
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Anthropic. “Bringing the cybersecurity capabilities of Claude Mythos 5 to more defenders”
Anthropicは、Claude SecurityのコードスキャンでClaude Mythos 5を利用可能にし、コードの脆弱性の検出結果や修正案を提示できるようにしたと発表した。また、今後、提携するセキュリティ企業の製品やサービスにも同モデルを順次統合するとしている。
本記事では、Claude Securityにおいて、Claude Mythos 5を利用者が自由に操作するのではなく、コードスキャンを通じて、脆弱性の検出結果や修正案を受け取る仕組みとすることで、攻撃目的への転用リスクを抑えながら、同モデルのサイバー防御能力を提供するとしている。
また、Anthropicは、オープンソースソフトウェアの脆弱性修正や、検査・修正作業の自動化等に取り組む組織へ、総額3,500万ドル分のClaude利用クレジットを提供するとしている。さらに、審査を通過したサイバー防御者を対象とするアクセス制度についても、利用可能な機能を順次拡大する方針を示している。[リンク]
Anthropic. “Bringing the cybersecurity capabilities of Claude Mythos 5 to more defenders”, August 21, 2026
https://claude.com/blog/bringing-claude-mythos-5-to-more-defenders
暗号化された指示を用いたAIへの攻撃手法
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Adversa AI. “Zero-click Grok data theft: Cryptographic Context Injection attack leaks chat histories”
AIセキュリティ企業Adversa AIは、暗号化された悪意ある指示を用いてAIの安全機能を回避する「Cryptographic Context Injection」と呼ぶ攻撃手法に関する調査結果を公表した。
本記事では、攻撃者が悪意ある指示を暗号化し、安全機能が内容を読み取れない状態でAIに取り込ませた上で、AIに付随するコード実行環境で復号させる手法が説明されている。復号後の指示をAIがコードの実行結果として信頼し、意図しない動作を行う可能性があるとしている。
Grokを用いた実証では、利用者が細工されたウェブページの要約を求めると、追加の確認や警告なしに、利用者情報や会話中のプロンプト等が外部へ送信されたとしている。また、Geminiを用いた別の実証では、通常は拒否される内容を生成することができたと報告している。なお、これらはAdversa AIによる実証結果であり、本記事では実際の悪用事例は報告されていない。
Adversa AIは、Grokの問題を2026年6月にxAIへ報告し、8月19日時点でも再現可能だったとしている。[リンク]
Adversa AI. “Zero-click Grok data theft: Cryptographic Context Injection attack leaks chat histories”, August 20, 2026
https://adversa.ai/blog/cryptographic-context-injection-grok-data-theft/
その他のAI関連情報
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United Nations:“UN Convenes Thought Leaders in Asia to Shape the Future of AI and Human Development”(2026年8月21日)
国連は、AIが文明と人類の発展をどのように変えているかを検討する会合を開催し、身体性AI・ロボティクスが人間関係、信頼、創造性等へ及ぼす影響や、人間の尊厳・主体性・信頼を守る方策を議論した。
https://china.un.org/en/321386-un-convenes-thought-leaders-asia-shape-future-ai-and-human-development -
NVIDIA:“Where Security Fits in an AI Agent Stack”(2026年8月21日)
NVIDIAは、AIエージェントの安全管理について、プロンプトやモデルの安全機能による行動制御だけでは不十分であり、実行環境側で、権限や外部通信を制限し、操作の監査や問題発生時の隔離・復旧を可能にすべきだとの設計指針を示した。
https://developer.nvidia.com/blog/where-security-fits-in-an-ai-agent-stack/ -
Google Cloud:“Cloud CISO Perspectives: Sticking to security fundamentals in the AI era”(2026年8月22日)
Google Cloudは、AIが攻撃の速度と規模を高める中でも、多要素認証、ゼロトラスト、システムへの継続的なパッチ適用、検知・対応等の基礎的な多層防御がAI時代のセキュリティ基盤になると説明した。
https://cloud.google.com/blog/products/identity-security/cloud-ciso-perspectives-sticking-to-security-fundamentals-in-the-ai-era
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